<< 2012年02月
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829

美麗島

2012/02/13 19:43

 

朝鮮半島と台湾─刺青が語る現代史  楊 海英(静岡大学教授)

【静岡新聞:201129日「時評」】

 

 金正日総書記が死去し、朝鮮半島が再び世界に注目されていた昨年の暮れに、私は中華民国の台湾を訪れた。台湾も朝鮮半島と少なからぬ関わりを有してきたので、その一端を探ってみようと旅をしたのである。

 

 蒋介石総統の中華民国国民党政府は大陸での支配を失ってからは、日本の植民地だった「美麗島」(フォルモサ)とも称される台湾1949年に渡った。翌年には朝鮮戦争が勃発

し、アメリカ主導の国連軍と中国共産党軍が半島でまみえあった。中華民国アメリカに協力し、中国の国共内戦が鴨緑江を越えて諸国を巻き込んだ様相を呈するほどだった。

 

 中国が派遣した「義勇軍」も大半は元々国民党側に従属していた軍隊で、共産党陣営に寝返ってまもない人々だった。南国の貴州省や四川省、それに北の内モンゴルに駐屯して

いた旧国民政府軍の兵士らを不穏分子と見なしていた中国政府は彼らを人海戦術の消耗品として近代戦争の渦中に投入したのである。共産党の心中を見破った兵士たちは逃亡し、積極的に国連軍の捕虜となっていった。

 

 53年に停戦協定が結ばれた後に、捕虜交換も行われたが、中国義勇軍の捕虜たちの3分の2を占める14000人が大陸ではなく、台湾への渡航を希望したのは有名な出来事である。

彼らは中華人民共和国へ渡るまいとの決心を示すために、腕に「反共抗俄(こうろ)」との刺青(いれずみ)を彫りこみ、中国共産党と俄羅斯(ロシア)=ソ連に反対する立場を鮮明にしていたのである。

 

 欧米と異なって、捕虜となった者に厳しい制裁を加える伝統的な思想が東アジアの儒教文化圏にはあるようだ。中国大陸に戻った義勇軍の捕虜たちは処刑されるか、刑務所に拘されるかなど過酷な運命をたどり、二度と歴史の表舞台に出てこなかった。一方、台湾

を選択した捕虜たちは平穏な生活を送った。

 

 90年代に入り、改革開放を始めた中国は少しずつ義勇軍の元兵士らの故郷訪問を受け入れるように変わった。それでも、政治的な清算を恐れる元捕虜たちは旅立つ前に必ず刺青屋に寄って、若き日のタトゥーを消さなければならなかった。

 

 去る114日の総統選挙で、中華民国の国民は民主主義の手続きに乗っ取って再び馬英九を指導者に選んだ。一方の朝鮮民主主義人民共和国は三代連続して世襲制を維持した。金正恩氏の後見人は中国共産党である。封建制度を徹底的に打破すると標榜した社会主義国

が醸し出す独特な文化現象からますます目が離せなくなっている。

 

◇やん・はいいん氏 内モンゴル出身。日本名大野旭(おおの・あきら)。国立総合研究大学院大学博士課程修了。歴史人類学専攻。著書に「モンゴルとイスラーム的中国」(風響)、「墓標なき草原」(岩波書店、第14回司馬遼太郎賞受賞)など。


記事とは直接関係無いが

最近、北海道の十勝毎日新聞に旧日本軍がベトナムで麻の栽培をさせるのに、ベトナム農民に穀物を作らせなかったため、200万人の餓死者がでたというような内容の特集記事がでた、その記事を寄稿したのが、帯広の高校教師で、第二次大戦の時期日本軍を偏った角度でしか執筆していない。

 小学校の授業で「新聞」を資料に使い出した弊害がでてきているようだ。新聞記者と教師が組んでいると言うことだ。

 戦争=悪かもしれないし、戦争などない方が良いに決まっている。しかし戦い方まで全て忘れる必要は無いし、戦う事を全て否定するのはおかしな事だ。兎に角ワンパターンなのだ。

 修正します、十勝毎日新聞の記事が「偏っている」のでは無く、「嘘をついている」可能性が高いという事です。 

 

カテゴリ: 政治も  > 政局    フォルダ: 指定なし

コメント(2)  |  トラックバック(0)

 
このブログエントリのトラックバック用URL:

http://oosake.iza.ne.jp/blog/trackback/2597203

コメント(2)

コメントを書く場合はログインしてください。

 

2012/02/13 23:19

Commented by とろ さん

こんばんは

お久しぶりです。
お忙しいようですね。

地方紙なんて、どこも似たり寄ったりのような。

大中日新聞に比べれば、可愛いもんかと。
中日の嘘記事なんて、半端無く詐欺に近いです。

 
 

2012/02/21 22:39

Commented by oosake さん

とろさん

私はともかく新聞はイライラするので新聞は購読しないですね。会社では産経は販売していないので、読売新聞にしてますが・・・。北海道の新聞の中でも北海道新聞は最悪です。わかりやすく嘘を書くのでとても幼稚な社説や記事を平気で掲載してます。
でも詐欺度では中日新聞の方が悪魔的かもしれませんね。
またいらして下さい。

 
 
トラックバック(0)